2011年11月25日金曜日

日本製品神話の崩壊

先日、TPPに関するエントリをいれましたが、海外に関わっていてつくづく思うのは日本製品が海外でも国内でもすごい勢いで駆逐されていっていることです。

まず、海外に来る機会の多い方はよくわかりますが、電化製品で日本製はもうどんどん駆逐されていっていますし、そもそも販売売り場に置いてません。

自動車はまだ比較的日本車が多いですが、最近韓国車がすごい勢いで増えてきていますし、これからは中国車も出てくるでしょう。

日本国内にいれば気づかないかもしれませんが、少なくとも日本はこれまでのように外貨を稼げる状況ではなくなってきています。危機的状況、いや、それ以上にまずい状態かもしれません。

一方、日本国内の市場を見てもガラパゴスな製品は、短期間でグローバルスタンダードな製品に駆逐されていきます。
私の業界で言えばガラケーが、今すごい勢いで iPhone、 Andorid 携帯に駆逐されて行っています。

4年ほど前、日本のキャリア三社、メーカー、そしてコンテンツプロバイダと何度か交渉をしたのを思い出します。
「これからはスマートフォンです。ユーザエクスペリエンスが全く違います。ガラケーは数年のうちにも駆逐されますよ。」
当時、各キャリア及びコンテンツプロバイダの多くは、ぴんとこないようでした。
「ガラケーは十分普及して成功している。だから今後も成功し続ける。」
という意味のことをよく聞きました。
また、ガラケーにあって iPhone (スマートフォン)にない点を重箱の隅的にあげて「これだけ欠点があるから iPhone (スマートフォン)は日本では絶対に普及しない」と見栄を切っていた人も居ました。
結果、我々は早々に見切りをつけて日本ではないメーカーに巨額の発注をしました。



日本のベンダーを見切ったのは、日本のベンダーの意識の低さに加え、そもそも海外のメーカーに比べて日本の品質は悪かったのも大きな要因でした。
「日本製品の品質がよい」と数十年前の幻想を引きずっている人には理解しにくいかもしれませんが、今や日本製品の品質は必ずしもよいわけではありません。(よいものもあるでしょうが、かなり悪いものが増えています。)
日本企業は人への投資、設備投資を長年怠っていますから、生産設備そのもの、人の技術そのものが途上国にすら劣るようになっています。少なくとも私のいる業界ではそうです。

現場の方の涙ぐましい努力でぎりぎりなんとか品質がある程度保たれていますが、製品によっては手間をかけること=高品質とは限りません。むしろ無駄な手間をかければ却って品質が低くなることがあります。
日本人の方は「手間をかければかけるほど品質はよくなる」と盲目的に思っている人が多いように見えますが、それは真実ではありません。

たとえて言うなら、寿司を握るのに、ネチャネチャと5分くらい寿司を撫で回してたら
、凄まじく不味いものになるのと同じです。
日本のベンダーが作るものは、手間が妙にかかっていて価格が高いですが、無駄なところに手間をかけて却って総合的な品質が劣っているのです。少なくとも私達が評価した時はこの傾向は強くありました。
さらに、時間がかかりすぎます。
台湾のメーカーは、我々が仕様変更すれば3日で工場のラインをなおして修正した製品を出荷してきます。韓国のメーカーなら、なんと1日です。
1日で工場のラインまで直すというのは、尋常ではないスピードです。
一方、日本のメーカーは仕様変更を申し入れてから、それが出荷されてくるまで数ヶ月かかります。これでは全く話になりません。

それから3年後、スマートフォン市場がたちあがり、日本のメーカーがしつこいくらいトップ会談を申し込んできました。
「東京に大きなオフィスがあるのに、なぜ日本以外のメーカーに発注するのだ」
そう言われても、ビジネスは冷徹に行うものですから、戦略があわず、なおかつ対応力、そして肝心の品質さえ劣るメーカーには発注できません。
他の条件が全て同じなら連絡のしやすさを考えて日本のメーカーに発注するかもしれませんが。

日本企業の人たちと話していてつくづく思うのは甘さです。リスクをとらず、冒険しないので大きな革新があるたびに出遅れ、結局市場をだんだん失い駆逐されていく。
そういう動きが見えていない先読みの甘さを感じます。

「今まで大きな問題はなかったから、これからも問題はないはず」という主張を聞くたびに内心呆れています。

数日前、会社の同僚と自由貿易に関して少し議論をしたのですが、いくつか面白い意見がありました。
  • 誰もが満足する公平な合意などありえない (農産品では米国も欧州も相手が保護的だと両方不満に思っている)
  • それでも自由貿易のベネフィットは多いから、どの国も推進している
  • 米国も自動車産業は日本車に壊滅的な打撃をうけたが、そのおかげで米国自動車の品質は劇的によくなった。消費者としてそれは喜ばしい。
  • 結果、自動車会社二社が潰れかけたが、長期的にはそれは正しい。競争力がない企業を無理して存続させることは社会のためにならない。
  • 競争に背をむけて保護主義に走るのは社会主義的で長期的に見れば効率が悪い
この意見が100%正しいとは言いません。ただ、最近、日本から聞こえてくる主張「自由貿易が進めば、日本の産業(のいくつか)が打撃をうけるから慎重にした方がいい」という意見に比べて精神的な強いと感じます。
自国産業、それも自動車という主要産業の衰退をも受け入れるところに、米国人の強さ(したたかさ)を感じるのです。

ま、そういう米国も問題だらけですけどねw


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